横浜の米軍跡地に「ディズニーランド級の超大型テーマパーク」
2027年 横浜で国際花博を開催
前回のブログで、各地の米軍基地周辺で発癌物質のPFASが検出されたというニュースについて書いた流れで、横浜にある米軍基地をちょっと調べてみました。
横浜、逗子、横須賀と、この辺りは戦後米軍に接収された土地が多いから気になって。
我が家から近いところでは、根岸と逗子にある米軍住宅、1975年に返還された富岡倉庫地区、2005年に返還された小柴貯油施設などもありました。
柴漁港のそばにある小柴貯油施設は、船の燃料を貯蔵していたところで、面積約53ヘクタール、東京ドーム11個分で、今は一部が公園になっている状態。
土壌調査の結果、敷地の3.6%に土壌汚染対策法の基準値を越えるベンゼン・鉛・ヒ素の汚染が検出されていました。
一時、築地市場が豊洲に移転するときに、土壌汚染が騒がれたのを思い出します。
そして今、横浜市で問題になっているのが、瀬谷の通信基地跡地です。
2027年3月に国際花博を開催が決定しているんですってね。
ぜーんぜん知りませんでした。
242ヘクタール、東京ドーム52個分と、かなり広大です。
そして、やっぱり・・・。
基準値を超える鉛と鉛化合物(54カ所)、ひ素とひ素化合物(1カ所)、ふっ素とふっ素化合物(1カ所)の汚染が確認されていました。
『米軍施設跡地で土壌汚染 横浜・上瀬谷』
2020年9月 朝日新聞
横浜市は、この瀬谷区の米軍跡地で国際花博を開催後、「ディズニーランド級の超大型テーマパーク」を作る構想までしているんですね。
「自然を生かした次世代型テーマパーク」ということで、入場者数1000万人を見込んでいるらしいけど、輸送手段となる公共交通システムや、会場建設費用など、まだまだ問題山積といった感じ。
実現可能なのかどうかわからないけど、この計画案の中には、「農業振興ゾーン」として、
「農産物の収穫体験&滞在しながら農業に関する魅力を体験。
質の高い農産物の安定精算と直売所等による収益性の高い農業の展開。」
とか云々書いてあります。
汚染された土壌に、・・・なんですよね。
米軍って汚れたまま返還するんですね。
横浜市は除去費用もまだ見通せていないみたいですが、大丈夫なんでしょうか。
東京オリンピックの後、大阪万博も控えて、横浜花博って、盛りあがるのかなぁ。
将来に残るものは汚職事件と横浜市民の税負担だけといったことにならなきゃいいけど。
花博やテーマパークより、
先ずは、はやいところ、土壌汚染、ちゃんと片付けてもらいたいですよね。
自然が豊かであっても、目に見えない環境汚染は、けっこう身近にある。
子供が遊ぶ公園、ペットとの散歩道、地場野菜や家庭菜園などは心配だから、自分の地域のことくらいはチェックしておいた方がよさそう。
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- 2023.02.15 Wednesday
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- by g-savon