栄養学の歴史に感動!!! 栄養学の父、佐伯博士
栄養学の父、佐伯矩(さえきただす)って誰?
先日、NHKの番組「英雄たちの選択」で、佐伯矩(1886−1959)という栄養学の創始者を初めて知りました。
栄養学の父とも呼ばれる医学博士で、その偉人っぷりがスゴかった。
英雄たちの選択“栄養”で日本を救え! 食いもの博士・佐伯矩の挑戦
「私は病気を治す医者ではなく、病気にならない人間をつくる医者になる」大正時代、栄養学を専門とする世界初の研究所をつくり、栄養士という職業を誕生させた佐伯矩。
「栄養こそが健全で幸せな社会を支える」と考えた佐伯が最も力を注いだのが、学校給食の実現だった。
折しも欠食児童が社会問題化するなか、子供たちを救うことができるのか?
「食」について社会全体で真剣に向き合うことの重要性を唱えた先駆者の活躍を追う。
佐伯博士は、「大根ジアスターゼ」という大根中の消化酵素を発見し学会で発表したことが注目され、米糠の栄養価から白米よりも「七分づき米」を推奨したりと、様々な食品の栄養を研究するだけでなく、医学から「栄養学」を独立させ、栄養研究所、栄養士制度を創った人。
大正13年(1924)、世界初の栄養士養成施設である佐伯栄養学校を開設し、卒業生を栄養士と称し「栄養学」を発展させた。
この学校、東京都大田区、蒲田にあるのですね。
佐伯博士の残された数々の功績には驚くばかりですが、その中でも、学校給食への取り組みは本当に感動的でした。
僅か100年前の日本って今では想像できないほど貧しかったんですね。
日常生活もままならず、まともに食事ができない栄養失調の、小さくってガリガリに痩せた子供がたくさんいたんですね。
そんな欠食児童を救済するには学校給食の導入が必要だと考え、栄養学で子供たちを救った!
栄養学は、まさに人命救助と考え、最も大勢の人々を助けたのは佐伯博士ではないか、そう言われるほどの人なんです。
経済的に貧しくて食事もままならない、そんな欠食児童たちを憂いた佐伯博士は、また逆に子供たちが健康になればこの国の経済も発展する、ということも分かっていらしたのですね。
健康な体を育むことで、意欲的に働くことができ、経済的にも豊かになる、逆も真であることを知っていたんです。
貧しいから食べられないといった負のサイクルを断ち切り、貧しくても食べられるようにして豊かにしてくれた。
学校給食制度を導入することで、児童の健康状態が劇的に改善されました。
大勢の餓死者を出した第二次世界短戦後も、わずが10年程度で立ち直り、急速に経済発展を遂げられましたが、それもまた陰に佐伯博士の栄養学による支えがあってこそだったんです。
財政難だった日本で、それでも給食を導入するにあたっては、欠食児童だけに給食を支給したのでは、差別が起こる。劣等感が残って精神的な健康を損なうとし、みんなで同じものを食べる「全員給食」を実施させたことにも驚きました。
ハーバード大学出身でもある裕福な育ちの佐伯博士なのに、貧しい人の心を理解し、デリカシーと優しさを持った人柄だったことがわかります。
学校給食の役割は、体の栄養だけではありません。
貧しくても劣等感を持たないように先生も生徒も、みんなで一緒のものを食べる。
給食を通して、日本食の文化を知り、食べ物を大切にする心や感謝の心を育み、礼儀作法を身につける。
多面にわたって私たち日本人の基礎を作ってくれました。
食事って大切、人の体も心も育て豊かにしてくれますものね。
今は時代が違いますが、教養の一つとして、ちょっとした栄養学を身につけておくこと、
それが自分の人生にどれほど役立ち大切なことなのか、それは今も昔も変わりません。
健康な体を作ることは、健全な労働意欲を持ち、良好な経済状態を維持する。
それが幸せな人生、家庭、社会をつくるというのは時代が変わっても同じです。
飽食の時代、栄養過多といった新たな問題や、現代型栄養失調などが健康を損ねる原因となっています。
農作物の栄養分も昔よりもずっと少なくなっていたり、農薬や添加物などの危険性の知識も必要になっています。
長生きできるようになった分、健康でいることは以前より重要になってきました。
体に取り入れていいもの悪いものをきちんと知っておくことは良い人生を過ごすために必須です。
「信を胃に失うことなかれ」
これもまた佐伯博士のお言葉ですが、「美味しさばかりを追求して、大切なものを失ってはならない」という意味だそう。
食べ物と同じく、皮膚への栄養もまた大切です。
美しい肌を作るための必要な栄養を取り入れ、皮膚から体内に入る経皮毒もまた除外しないといけません。
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- 2024.03.21 Thursday
- 病気予防&健康習慣
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- by g-savon