王家の石鹸『マルセイユ石鹸』 1.本物と偽物の見分け方

0


      マルセイユ石鹸の歴史

     

    久しぶりのヨーロッパ、
    地中海クルーズの旅行に行ってきました。

     

    地中海は、石鹸発祥の地、
    私たち仕事柄、とても縁が深いところ。

     

    これまで何度となく訪れていますが、
    今回のクルーズでの寄港地のひとつマルセイユは、

    15年ぶりの訪問です。

     

    古い街並みは変わりませんが、
    ここ数年の急激な観光客の増加で、

    街の雰囲気はかなり変わっていました。

     

    フランス最古、

    2600年の歴史を持つマルセイユですが、

    観光資源は少なく乏しい、
    そのためか、ここ数年で、

    歴史博物館や海洋博物館など、モダンな建物が作られたり、
    2016年には、マルセイユ石鹸博物館なんかもできています。

     

    マルセイユ石鹸博物館は、

    フランス海軍の兵器工場跡、

    歴史的建造物を展示場にした小さい博物館。

     

    残念ながら時間がなくて立ち寄ることはできませんでしたが、
    改めて『マルセイユ石鹸』について思いを起こしてみます。

     

     

    マルセイユ

     

    石鹸の歴史はとても古く、紀元前3000年、

    古代ローマ時代、羊肉を焼いた脂と灰が混ざり、

    偶然に石鹸ができたのがはじまり。

     

    7世紀頃から、
    イタリアのサボナ(SAVONA)周辺で、

    家内工業として盛んに作られていました。

     

    「石鹸」は、その地名から「サボン(SAVON)」と呼ばれ、
    フランスのマルセイユに伝わり、地中海一体に広まっていきます。

     

     

    サボナ


    17世紀後半には、マルセイユが、
    石鹸製造の中心地となり隆盛を極めていきます。

     

    オリーブの樹木が繁茂する土地、
    特産物のオリーブオリーブオイルを主原料に、
    地中海の海水を利用して塩析し、
    ミストラルという冷たい空っ風で乾燥させる。


    地中海の自然風土を活かして作られた天然石鹸が、
    伝統的『マルセイユ石鹸』です。

     

    マルセイユで大成を遂げた石鹸産業ですが、
    19世紀入ると、各地で石鹸は大量生産化され、

    粗悪品が蔓延するようになっていきます。

     

    そして20世紀には、石油から作った合成石鹸の登場で、
    従来の石鹸会社の多くが廃業に追いやられて衰退していきます。

     

    当時、100社近くあった石鹸製造会社は、
    今では数社しか残っていません。

     

     

      偽物マルセイユ石鹸、本物のマルセイユ石鹸とは


    マルセイユ石鹸は、

    フランスのオシャレなムードが手伝い、
    日本でも一大ブームを巻き起こしましたね。


    戦後、長らく合成石鹸、合成洗剤が主流になり、
    合成化学製品まみれの私たちにとって、
    昔ながらの伝統的なものが逆に新鮮でした。

     

    天然のマルセイユ石鹸に魅了されたのも無理のないこと、
    私たちの体や皮膚は、自然なものを欲していたのだと思います。

     

    一時の盛大なブームは過ぎ去ったものの、
    本物の石鹸の素晴らしさを知った方は、
    もう合成石鹸には戻れないのではないでしょうか。

     

     

    マルセイユ石鹸

     

    日本でも一般的に知られるようになったと同時に、
    マルセイユ石鹸とは名ばかり、

    インチキ石鹸も多く出まわっています。
    そう、100均で売られているほどです。

     

    本物かどうかの判断は簡単、
    内容成分を見れば一目瞭然です。

     

    安価なパーム油やヤシ油、牛脂や合成油、

    オリーブ油以外の油が混ぜられた「マルセイユ石鹸」なんて有り得ない。
    その他にも防腐剤や合成香料、着色料が入っているものまで、

    もうメチャクチャ。


    日本でも、中国でも、何処でも同じ、
    人気のモノは、直ぐにコピーやまがい物が出回るということです。

     

    フランスでも同様に、
    1000年以上の歴史を持つマルセイユ石けんですが、
    庶民にも手が届くようになった17世紀には、

    すでに粗悪品が大量に出回っていました。

     

    そのため、1688年に、国王ルイ14世が、
    マルセイユ石鹸と冠した石鹸に対して、以下の発令をしたといいます。

    第一条
    暑さにより石鹸の完成度が損なわれる夏季(6〜8月)は、石鹸製造を禁ずる。

    第二条
    オリーブの実が熟した5月以降のオリーブ油を使用する。

    第三条
    原材料の油脂は、オリーブ油以外の使用を禁ずる。

     

    違反者は石鹸製造を禁ずるという、

    製造免許剥奪となる厳しい罰則を課せられたそう。


    当時から現存している老舗の製造会社は以下の5社程度。

     

    ・マウリス・ファーブル・サボンネリー
    ・サボンネリー・ランバール・ ラトゥール
    ・サボンネリー・ド・ミディ
    ・サボンネリー・ド・セライユ
    ・サボンネリー・ド・フェールホース


    日本では、マウリス・ファーブル社が有名ですね。
    ブームの時に、ここのビッグバーを試された方も多いのではないでしょうか。

     

    ちなみに、ファブリス・マーブル社の、現在の内容成分はコレです。

    オリーブ脂肪酸Na、ヤシ脂肪酸Na、水、グリセリン、塩化Na、水酸化Na


    当時の王令、第三条「主原料は、オリーブオイルのみ」という、
    この製造基準は、もう守られていないんですね。

     

     

      大切なのはブランド名ではなく、内容成分

     

    ルイ14世の発令により、
    マルセイユ石鹸は、長い歴史の中で、
    伝統製法と品質を守り、ブランド名を高めてきたのですが、
    現在でも、マルセイユ石鹸と名乗る類似品、粗悪品がはびこっています。

     

    これからも、こうした歴史は、繰り返されていくのでしょう。

     

    今でも、マルセイユ石鹸を買う時には、注意が必要、
    たとえ本場のフランスでも、

    伝統ある本家本元の製造会社の製品であってもです。

     

    「マルセイユ石鹸」と謳われていても、

    90%以上が偽物と言われていますから。

     

    真実は、全て内容成分にあります。

     

     

    オリーブ石鹸

    ジープロダクツ

     

    ジーサボンのご愛用者は、
    マルセイユ石鹸の元愛用者だったという方が大変多くいらっしゃいます。

     

    ジーサボンは、
    原材料の品質と美容効果を追求した、マルセイユ石鹸を超えた石鹸です。

     

    主原料は、エキストラバージンオリーブオイルのみ。

    オーガニック原料を使用し、
    栄養素を壊さないよう、熱を加えずに作ったコールドプロセス製法。

     

    洗うことの大切さを知り、
    健康で美しい肌を求める方々のために作っています。

     

    マルセイユ石鹸では、物足りないと感じる方、
    是非、お試しになってみてください。

     

     

    ブログランキングに参加中
    ⇓ ⇓ ⇓ こちらから、ランキングと人気ブログがご覧いただけます。

    にほんブログ村 ライフスタイルブログ ナチュラルライフへ
    にほんブログ村

    コメント
    コメントする