エキストラバージンとピュアオリーブオイル、その差は圧倒的
ジーサボンの主原料は、エキストラバージンオリーブオイル100%。
一般的なオリーブオイル、
いわゆる精製オイルや、二番絞りのオイルは一切使いません。
なぜ、最上級のエキストラバージンオリーブオイルにこだわるのか?
その理由は、
加熱せず、化学溶剤も使わずに搾った唯一のオイルだからです。
私たちの作るソープは、熱を加えずに作るコールドプロセスソープ、
原料も同様に冷圧搾、コールドプレスで搾ったオイルを使用します。
エキストラバージンオリーブオイルは、
オリーブの栄養素が、加熱や精製によって破壊されていない状態です。
その栄養素を、そっくりそのまま、石けんの中に封じ込めることによって、
私たちの肌に絶大な美容効果をもたらします。
コールドプレスのオイルを原料に、コールドプロセスで作ったソープ。
オリーブオイルの高い栄養素が、
そっくりそのまま内包されている、それが「ジーサボン」なのです。
エキストラバージンオリーブオイル以外は、
一般的に「オリーブオイル」と一括りに呼ばれていますが、
日本で販売されているオリーブオイルは、大きく分けて3種類あります。
1. エキストラバージンオリーブオイル
2. ピュアオリーブオイル
3. ポマス(サンサ)オリーブオイル
エキストラバージンオイルは、一番搾りの中でも最上級のオイル。
IOOC(国際オリーブオイル協会)で定められた規格の基準を満たしたオイルです。
ピュアオリーブオイルは、
バージンオイルであっても、食用には適さない油を、
加熱処理や化学溶剤を使って精製したもの。
エキストラバージンとして通用しない規格外のオイルを、
ヘキサンなどの溶剤で、脱色、脱臭したオイルです。
「ピュア」という表現は、日本国内だけの呼称、
聞こえはいいですが、
味や香り、オリーブ特有の風味が少なく、栄養もほとんど失われています。
ポマスやサンサと言われているオリーブオイルは、
エキストラバージンオリーブオイルを搾ったカスをさらに化学溶剤を使って搾った、二番絞りのオイルです。
このオイルも、搾油後に脱色、脱臭精製されています。
エキストラバージンオリーブオイルの偽装も問題となっている昨今ですが、
ピュアやポマスオイルにいたっては、格付けされているだけで、品質に明確な基準はありません。
精製方法や搾油方法は、各社まちまちで、品質のバラツキは大きく、
化学溶剤の使用にも不安を感じます。
【 国際オリーブオイル協会の定めるオリーブ油(食用)の定義と規格 】
分類 |
品質 |
酸度 |
備考 |
バージンオリーブオイル |
エキストラバージンオリーブオイル |
0.8% |
味、香り、完璧な食用オイル |
|
ファインバージンオリーブオイル |
2.0% |
風味は良いが、やや酸度が高いオイル |
|
オーディナリバージンオリーブオイル |
3.3% |
食用に適さないオイル |
|
ランパンテバージンオリーブオイル |
3.3% |
食用にならないオイル |
精製オリーブオイル |
リファインドオリーブオイル |
0.3% |
バージンオイルを精製して食用レベルにしたオイル |
|
リファインドオリーブポマースオイル |
0.3% |
バージンオイルを精製して食用レベルにしたオイル |
オリーブオイル
|
オリーブ(ピュア)オイル |
1.0% |
バージンオイルのカスを化学溶剤で搾り精製したオイル |
|
オリーブポマス(サンサ)オイル |
1.0% |
バージンオイルのカスを化学溶剤で搾り精製したオイル |
オリーブオイルは、
健康や美容に良いということで、日本でも輸入量、消費量はずっと増加を続けています。
いまでは、家庭でも日常的に使うようになりましたが、
産地やグレードなど、国内外での規格の表示方法も様々。
みなさんは、どのように選んでいるのでしょうか?
IOOCでは、上記のように8種に分けられていますが、
日本におけるJAS(農林規格)の規定では、
エキストラバージンとピュアの2種に分けられているだけ。
大雑把ですごく曖昧。
消費者は、オイルの搾油方法や現地の基準などを理解してから、信用できるオイルを探す必要がありますね。
ソープも同様、
オリーブオイルと表記されたもの、
それはピュアやポマスなどの精製オイルでつくられたもの、
少量を配合したものです。
本場のマルセイユでも、
エキストラバージンオリーブオイルは、ほとんど使われていません。
そして、加熱石鹸がほとんどです。
しかも、既定のオリーブオイル72%ではなく、
パームやココナッツオイルをブレンドしたり、
防腐剤の類まで添加されたものも多くなってしまいました。
マルセイユソープは、世界的な人気の高まりもあって、
伝統的なオリーブオイルだけでつくる製法や、
コールドプロセスで手作りする生産者は少なくなり、
大きな工場で大量生産し、世界中に輸出されています。
美容成分の宝庫でもあるエキストラバージンオリーブオイル。
そのまま、お肌に与えたいという願いから、
私たちは、時間をかけてひとつひとつ手作りしています。
精製オイルとは異なり、製造過程でも数倍の時間を要します。
栄養価が高いほど固まり難く、鹸化するのにも数日かかり、
その後は、熟成するまで6週間を要します。
エキストラバージンとピュア、
同じオリーブオイルでありながら、その違いは圧倒的。
エキストラバージンオリーブオイルのソープ、
洗うと同時に、美容成分が素肌に直接アプローチ、
ジーサボンの洗い上がりは、うっとりするほど素晴らしいものです。
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- 2017.11.07 Tuesday
- 美肌をつくるオイルの効能
- 14:30
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- by g-savon